2009年6月29日月曜日

無題

梅雨らしい天気、ま~雨降ってよかった。
ちっとはダムに水も溜まったじゃろ。

ホームページのリニューアルで夜更かしして、体がピシットせん。
居酒屋でクライアントとビール飲んだんで余計にだるい(歳を考えんとな)
車を事務所に置いて帰ったんで、明日の朝はバス通です。

石川の猟犬の師匠に聞く事、メモしとかんとな・・・

2009年6月28日日曜日

海は広いな~

今年初の海・・・・
確か昨年は行ってない(年寄りの記憶じゃけん定かじゃないが・・・・)
海へ行くと後が面倒じゃけん嫌いじゃ。
で、今日は海と川のはしごです。
とりあえず川の真水で塩落として帰ってシャンプー(疲れた。暫く海はないで)

夕は、一時間半走って温泉に行って、ぐったり(帰宅は21:00天地人観れんかった)

2009年6月27日土曜日

夏休み

暑いです。
雨降らんでえーんやろうか・・・?
ヤマドリ師匠のアドバイスもあって、ヤマドリ探しも夏休み。
朝は、裏山を歩いて昼からHPのリニュアールしてお仕舞い。

来週の週末は、石川へお勉強に行って来ます。

2009年6月23日火曜日

オーコーチシン


私はその大昔、ホンダTL125(125CCの二輪車)でトライアルもどきをやっていました。
この二輪車の名前がイーハートーブ

イーハートーブとは、岩手(いはて)を宮沢賢治がもじった造語です。
東京を、トーキオともじったのも宮沢賢治(沢田研二じゃなかったんだ)

で、私も高知(こうち)をもじってみようとあれこれ考えた。
それが、オーコーチシン、正確には、温故知新のもじりなのだが・・・
ふるきをたずねてあたらしきをしる【流行に鈍感なだけ?】
なんとなく居心地が良いのは、何故 ☆ヽ(o_ _)oポテ

GRTAに富士見高原での競技会風景の写真がアップされました。
人と犬の多いこと(山じゃね~んだ)再び☆ヽ(o_ _)oポテ

ア~ 薄暗くなったのに裏山でコジュイが鳴いてます。

出会いのない山歩き、犬の緊張感を削ぐのではと心配・・・

2009年6月21日日曜日

林道歩き

先日の距離感の続編ですが、其々の動画をアップしました。
犬の性格の強みと弱みが分ります。
Culture Ivor Moe (動画)
この様に林道を歩いていて、ヤマドリの跡臭、浮遊臭を捕まえたら一気に走り込めれば良いのです。
アホでも出来るトレーニングですは(だから私にもできる)
体はきゃしゃですが、脳みそは筋肉質、あまり考える能力がありません。
ヤマドリから観ると組し易いハンドラーか・・・

梅雨空の下、ここはマムシが心配です。
この上段の林道を歩けば沢筋に出られるはずですが、かなりヤバイ感じです。

2009年6月20日土曜日

距離感


わが子其々と山歩きして感じる事は、Culture、Ivor、Moeと私の間には其々の距離感がある。
つまり、私から離れる距離と連絡のタイミングである。
離れる距離の長短だが、河川敷や公園では観察できなかった其々の特徴が見えてくる。
その特徴が、弱みであったり強みであったりする。
総合的に優劣はつくのだろうが、山歩きでは、臭いを捕まえたら一直線にターゲットに走り込める集中力と瞬発力、そして私より前が歩ける子なら、其々の弱みをカバーしてやり、強みを生かしてやればよい。
鳥を飛ばした経験のないIvorとMoeだが、経験さえすれば、自分の距離感をつかんでくれるだろう。
それが出来るのも鳥探しの魅力の一つだと思うようになった。

この距離感、私の心地良い距離感は、Cultureとの距離感である。
これは、Cultureに、私が慣らされた距離で、何故かその距離感に従っているのが一番心地良い。
この距離感をIvorやMoeに要求しても無理であるし、教えられるものでもない。
つまり、Ivor、Moeの距離感を、私が受け入れて歩くしかない。
そして、ヤマドリに出会うことで、私がどの様に動けば良いかを犬達が学習させてくれるだろう。

こう考えると、居るのか居ないのかを見極めるハンドラーの眼力も含めた自然鳥との駆け引きには醍醐味がある。


疲れた~



Moeと河川敷を歩く。

実はこの後、河川敷からの出口がなくて難儀しました。
無計画に入ったわけではなかったのですが、ちょっとした勘違いでこうなってしまいました。
時間がもう少し遅かったら、笑い事では済まなくなります。
河川敷だと侮ってはいけません。

只、アシの中を歩くだけだが、Moeは偉かった。
どうして偉いかって・・・
この茂みで、主人の前を歩くのが偉いんだよ。と言っても理解してもらえないか・・・派手さは無いが、FT系ラブラドールの要件を充たしています。

ヤマドリとの出会いの機会を提供してやれずに焦っていたが、この姿を観て、少し気が楽になった。

話が後先になりますが、今日の昼前に出張先から帰り、昼から初めての山へ入ってみました。
一枚目の写真のルート標識を本山方面へ・・・・収穫なしです。

鳥探しの試みを、ホームページとBlogで重複更新して来ましたが、Blogの更新にまとめます。
本家は本家らしい内容になるよう考えていきます。

弱気になる

撒き餌と米糠を持って一週間ぶりに山に入ってみた。(犬なしで)
地元の人に尋ねても、最近の目撃情報は得られない。
今日までの出会いは二箇所で通算四回である。
メスや雛を目撃できていれば救いもあるがオスばかり・・・
後一つ気になるのが、この目的を持ってこの山に入り始めて1ヵ月、キジやコジュケイの鳴き声を聴いた事がない。
場所的にキジが就いていそうな所があるし、この時期、わが家の裏山でもコジュケイの鳴き声が聞こえる。
ヤマドリとは就く場所が違うので一概には言えないかもしれないが、すっきりしない。

ヤマドリ師匠は、とにかく色んな山を歩けばヤマドリが解って来ると言いますが・・・



忘れましたが、何処かのHPにヤマドリに出会うには5年かかると書いてありましたが、ほんまに5年計画になりそうです。
パパはチャンチャンコ、Cultureは10歳になってしまう。

2009年6月15日月曜日

無理して行ったのに!!

峠で、左右が下り斜面
Culture&Ivor、今日は疲れました。
猪の箱罠です。
猟期になったら使用するんでしょうか・・・?



少し期待していた場所で、広範囲を歩いてみましたが気配なし。

疲れた。

2009年6月14日日曜日

撒き餌

撒き餌

こうやって目印付けておきます。

今朝と言っても11時前ですが、撒き餌を食べているか確認に行ってみました。
喰ってます。それも喰うだろうなー思っていた場所のが、略完食に近い。
一緒に撒いてみたモチの木の実は食べていません。

林道脇に撒いた餌、斜面に撒いた餌ともに喰っている事から、ヤマだと推測できるが、山鳩の可能性もある。
喰ったのは、昨夕か今朝のどちらか・・・

今夕、陽が暮れるまで観察してみるか・・・(犬は連れて行かんとこ)

これからは、マムシ、ハチが活動する季節、犬の山入れは控えんといかんな。

P.S.
今夕、車の中から餌を撒いた地点を薄暗くなるまでじっと観察しましたが、姿を現しませんでした。
まだ十分ヤマが活動できるくらいの明るさでしたが、こんな時間から食事始めてたら、帰りが暗くなって、ヤマは外泊せにゃいかんようになる。

撒き餌を喰うのは、鳥類以外頭になかったが、野ネズミも居ればウサギも居ます。
はてと悩んで、ヤマドリ師匠に聞くと、足跡を探せと言われた。
そこで、米糠を回りに敷いて水で湿らせておくと足跡がつきます。
これで何が喰ったかの特定が出来るのではないか・・・

それより今夕の収穫は、ターゲットにしている林道脇の上斜面の頂上に通じる枝林道を見つけました。
また、枝林道(未舗装)側にヤマの食事の痕跡が多い。(食事の痕跡なのか今一不安だが)
歩いてみる価値はある。
点が線に、そして面になりつつある。

運良くこの枝林道を境に鳥獣保護区で、斜面は保護区外です。



2009年6月12日金曜日

蛇に睨まれちまった

写真はマムシです。
いつかは遭遇するだろうと思っていましたが・・・
人間は、噛まれると厄介ですが、犬は大丈夫です。
しかし、噛まれると、えらく腫れますのでカラーをはずしておかないと窒息死する場合があります。

今夕もヤマを求めて山入りしましたが、成果なしです。

Culture、林道からの指示で、上50m下80mを探索できるようになりました。
相変わらずIvorは、一緒に歩けとせがむ(疲れるがな)まー、一緒に歩かんと射撃には結びつかんのやから、かまんのやけど・・・・
今日は熱っぽうてしんどかった。
新型インフルなら、わが県では、光栄にも第一号ですは。

で、今日のお話は、頼りにした樹が頼りにならんで、3m程滑りこけてしまいました。
痛はないけどズボンが真っ黒・・・場所によっちゃ痛かったで。
頼りになる樹を見極めんとな・・・

雨が降らんと給水制限になります。
雨乞い人形作らんと・・・
特に来週末は降ったらえ~な~。



2009年6月11日木曜日

あほたれ

今日は良い天気でした。
夕方、久し振りに河川敷へ・・・
Moe も鳥探しの准メンバーから正式メンバーに昇格
今んとこ、Culture姉ちゃんに先導してもらってるから楽やけど、三頭と個別に歩くんは、きつい思う・・・

あほたれは誰かと言うと・・・
Ivorです。
2m程のアシ群へ一気に走り込んだものだから、匂いを捕まえたか、よし飛ぶぞってマジに期待したら、ドボ~ン バチャバチャ・・・
なんのこっちゃ、アシ群の先に水溜りがあったんや(期待して損したは)

その後、Culture&Moeも同じ所に飛び込んでました。
パパが入っていける所ではないので推測ですが、水溜りでみず~って臭いだったんだろうか・・・?それって汚いじゃん。

まー、期待されたIvorが、あほ呼ばわれされたわけですが、皆同じです。

しかし、河川敷での出会いがありません。



2009年6月9日火曜日

ごん平さん。


少なからずFT系のラブラドールに拘る人であれば横須賀のグローリティ犬舎をご存じでない人は居ないのではないだろうか・・・・
わが国にFT系のラブラドールを定着させた功労者の中心的存在です。
氏は、実猟を通して個体の資質を見極めて来られた。

私は、FT系のラブラドールの愛好家として、自然と自然鳥との駆け引きと云う遊びに入りました。
そして今感じているのは、犬の能力を信じるしかないと云うことです。
最近、Ivorがよく見えない場所に入っていきます。急斜面で内心心配なのですが、リコールホイッスルは吹きません。それが猟欲の発芽の妨げになるかも知れないからです。
俗っぽい言い方ですが、犬の(猟犬としての)能力差がはっきり見えてしまうのが自然鳥との駆け引きだと思います。
何故なら、指示に拠るものではなく、犬の自主的な動きが合理的な結果に繋がる事を期待するのが狩猟のような気がするのです。多分、鉄砲撃ちとっては当たり前の理屈なのでしょうが、私にとっては、わが子達を観察する上で、実に新鮮な切り口です。
「パパ、ヤマが居ましたよ、準備はいいですか」って目で言ってくれる子にならないかな~
それが不可能ではない様な気がするのが、親バカ。
しかし、まんざらの戯言でもないような・・・ラブはそんな犬種です。

優先順位からして、少し後になるけど、お前達のために、ごん平さんやるって決めたから・・・

わが家のラブ達に猟犬としての能力があるのか、現時点では判断できませんが、ゲームが少ない中で実績を挙げて始めて評価されるわけで、猟犬評価はシビアです。



2009年6月8日月曜日

おかげさまで。

今週中に入梅か・・・?
歩ける内に歩いておこうと、薄暗くなった山へ入る。
そして、Culture&Moeのコンビがヤマを飛ばす。
今回も姿は見えず。
最近攻めている沢沿いだが、普段犬を入れる場所からではなく、50m程離れた場所から、Moeの運動目的でCultureと一緒に入れてみた。
パパは、Cultureに任せて10m位降りた場所で見学・・・
ズルをした時に限って・・・・犬が走り込んで行った方角で羽音が聞こえてた。
その後暫く犬の姿が見えなかったので、多分、Cultureが飛ばしたのであろう。
Moeには大収穫である。
そのMoeですが、Cultureと一緒に走らせておけば自然と出来上がるでしょう。
Ivorのためにメインの沢沿いを残して、カスだろうと思って降ろした斜面で出会うとは・・・・
今一巡り合わせに恵まれないIvorです。

こうして、期待を胸に山歩きを楽しめるのは、なんと言っても静岡の師匠から始まり、実猟の師匠、ヤマドリの師匠のお陰です。

放鳥トレーニング

昨日、始めて鳩を使ってのトレーニングを行う。
放鳥機に鳩を包み、二箇所に隠してCultureIvorに探させて、見つけたらリモコンで放鳥機から鳩を飛ばす。
見つけるのはCultureIvorに差はないが、放鳥機の前でのしつこさでCultureが勝っている。
実際に雉とヤマを飛ばした経験の有無しによる差だと思うが、雰囲気的に小学生と中学生くらいの差を感じる。

暑い!!

2009年6月5日金曜日

Culture、ヤマを飛ばす。

夕方、連日の出会いがあった場所へ出かける(自宅から20キロ)
Culture、Ivor、Culture&Moeの順で走らせる。
Cultureと林道の上の斜面に登ってみるが、猪の罠ありのタンザク札が気になって少しだけ。
大半は下斜面にする。
Ivorとは、始めて沢の左斜面に入ってみる。
Ivor、気持ちよく斜面を下って行く。ヤマが居れば飛ばせると確信できる動き。
パパも気分良く斜面を下る・・・・行きはよいよい帰りは怖い♪♪
上を見ただけでオエがでそうな斜面です。
この斜面、まだまだ下がありますし、林道を挟んで上の斜面(登り)もかなり上に深そうで、歩くには事欠きません。
MoeはCultureの先導で下斜面を爆走、山遊びを堪能しました。

さて、出会いのストーリーは突然に♪♪
今日のドラマはここからです。
帰り道、林道の左脇から♂ヤマが飛ぶ(後姿)のに遭遇。
多分林道に居て、車に気づいて飛んだのだと思う。
走らずに飛んだのは、90度に近い斜面で、ヤマとは云え駆け上がれない。

車から降りると再び、沢の方へ飛ぶ・・・後ろ姿だが尾羽を広げて飛ぶヤマを観たのははじめて。

Cultureを車から降ろし、ヤマが飛んだ先へ送り込む。
5~6mで私の顔を見る、バックで先に送り込むと、そのまま雑木林に消えて行った。
そして、ドドドヤマ独特の羽音が聞こえた。
Culture、ヤマを飛ばす。パパにとって歴史に残る一瞬でした。
羽音から暫くして(10秒~15秒)Cultureが斜面から降りてくる。
車からIvorを降ろしてヤマが飛んだ場所(沢の右斜面)ではなく左斜面に誘導してみるが変身しない。
だが、Cultureとは違うルートでヤマが飛んだ場所辺りへ行き着き残臭をしつこく取っていた。
やっぱり、こやつはヤマの匂いを覚えていると確信する。
その後、Ivorは、多分ヤマが上って来たであろう、林道の下斜面に自主的に降りて行く。
Culture、Ivorには大きな収穫であった。
雑木林の中は薄暗く、Moeを誘導するのは止めて、山を降りた。

さて、ヤマの代名詞は、「沢下り」
今日、ヤマが飛んだ場所は沢沿いで、「沢下り」セオリー通りならパパの頭上を下って来るはずだが、上に飛んだ。当地のヤマには、「沢下り」の習性は消えていると聞いたが裏付けが取れた。
これで余計に射撃のイメージがつかめなくなった。

山歩き、Cultureは受胎で中断していて、Ivor単独が多かった。
経験値はIvorが上のはずなのに、とっさに、どちらを使うかとなると、迷わずCultureになる。
雉を飛ばした時もそうであった。
やはり、どこかでCultureを一番信頼しているのだろうと思う。

初めてとは言え、ヤマドリを飛ばした。
決して簡単な事ではない。
一歩身近になったヤマドリ、今日からヤマと短縮して呼ばせて頂きます。

2009年6月2日火曜日

午後6時5分







6月2日
今夕、昨日ヤマドリに遭遇した場所へ出掛ける。
同じ柳の下に・・・・

写真を撮ってきました。

6月1日(夕方)林道を車で走っていて、ヤマドリに出会う。
本当に綺麗な鳥だ!!
撃つ気になんかなれないだろうと思う。
ヤマドリが駆け上がった斜面へIvorを入れる。
一瞬匂いの濃さに怯むが、その後、一気に雑木林に飛び込んで行く。
時間は午後6時過ぎ、山の中はもう薄暗い。
数分だが、Ivorの動きを呆然と眺めていた。

二枚目の写真が、ヤマドリが駆け上がった斜面です。(上から撮影)
樹が低く、常緑樹です。
昼間でも薄暗い・・・・?
ここでヤマドリが飛んでも射撃は無理です。

ヤマドリが飛んで下る(沢くだり)を前提に想像したら、パパは、犬が駆け上がった斜面とは逆の林道を挟んだ下の斜面で待って射撃するしかない。
犬からは100m近く離れる事になる。
しっかりした猟欲がないと、「パパ~僕を置いて何処に行くの」って事になりそうです。
犬もパパも、やっぱり超初心者です。
へたっぴでも、相棒が良ければ、引き金を引くチャンスは増える。

石川の師匠に山鳥オンリーで行きたいと言ったら5年早いと言われた!!
しかし5年と言われると、赤いちゃんちゃんこ着ての山歩きになる。

一枚目の写真は、反対側の斜面です。植林と雑木林が隣接していて、見るからに居そうな風景です。

三枚目の合成写真は、小さな沢です。
沢の大きさはあまり関係ないと聞いていましたが、裏付けが取れました。
余計なタンザク札がぶら下がっています。

四枚目の写真は、ヤマドリが食べたのではないかと推測出来るシダです。
周囲のシダを観察してみましたが、食べた痕跡が少なく、ヤマドリが就いていたとしても昨日の一羽だけ・・・?
素人観測ですが・・・

2009年6月1日月曜日

無題・・・

N氏が使用していないアルミのゲージを貸してくれた。
♂のIvorには少し狭いが、休日の山歩きに出掛けるくらいなら十分使用出来る。
このゲージの後ろに従来のゲージが横に乗せられるから、Ivorをそちらに乗せれば四国内くらいなら十分に移動できる。

先日、BS1でBBCが製作した犬の遺伝性疾患に関するドキュメント番組の日本語訳が放送された。
確かに的を得た内容であるが、かなり偏っていて、全体を把握するには不適当であると感じる。
しかし、BBCもその事は承知で、荒療治の意味で、この番組を制作したのであろうと推測する。
問題は、未熟な犬社会の日本でどの様に受け止められるだろう・・・?
系統繁殖(広義の近親繁殖)でなければ犬種の特徴は維持できない。
これはブリーディングにおいては常識であるが、5代祖内に同じ犬の名前が複数あれば血統書には近親交配と印字される。
これを、番組を観た知識のない人達が、どの様に受け止めるだろうか・・・?
そして犬を求めるときに系統繁殖から産まれた仔犬が敬遠され、以外の仔犬が選択されるようになったら・・・?
あれ~ ラブラドールってこんなんだったけ・・・・つまり、将来、ラブラドールが我々が愛するラブラドールではなくなってしまうのである。
例えばFT系のラブラドール、猟のパートナーであってペットの要素も兼ね備えていなくてはならない。こうした能力を継続して維持するためには系統繁殖しかないが、程度に差はあっても近親交配なのである。
幸いにもラブラドールは、先天性遺伝疾患に対する取り組みが進んでおり、英国系のラブラドールを軸にしたブリーディングであれば、わが国においては、そのリスクをある程度回避できる。
逆に、近親繁殖の印字を嫌い、系統繁殖が阻害される事で先天性遺伝疾患のリスクが増すことになる。

しかし、犬先進国イギリスのマスコミが、あえて副作用の強い毒薬をもって警告しなくてはならないほどドッグショーの裏方が荒廃しているとは想っていなかった。

ついでに、ラブラドールにもdual purposeと云う議論がある。
この議論、いっこうに先が見えない。
いっその事、SH系とFT系を違う犬種として登録してしまう方がすっきりするのではないかと、素人考えする。
この議論が先に進まない理由は、専門化されたジャッジの存在と専門化したブリーダーの二つのファクターがあると指摘するTheLabradorRetrieverClubレポートがある。
つまり、各々が築き上げてきた専門性を、ある意味で方向転換する事に抵抗があるのが当たり前で、かつ経済的生産の手段となれば、なお更である。